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Hokkaido University
Center for Human Nature,
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and Neuroscience

2025.9.28 Release

2024年度CHAIN修了証書授与式が行われました

2024年度は2名の学生がCHAIN教育プログラムを修了し、2025年3月25日(金)に田口茂センター長よりCHAIN修了証書が授与されました。

以下の2名に修了証書が授与されました。

稲荷森 輝一(文学院)、竹下 昌志(情報科学院)

この2名の学生たちは、学際的な教育を行うCHAIN教育プログラムに積極的に参加し、必要とされる単位を取得しました。
これからはCHAIN教育プログラムの経験を生かし、アカデミアや産業の場で活躍されることを期待しています。

修了者からのコメントをご紹介します。

稲荷森 輝一(文学院):
Q: CHAINの教育プログラムを修了するにあたって、CHAINについての考えを教えてください。
稲荷森: 私は学際研究を主軸として博士号を取得しました。具体的には、実験哲学と呼ばれる心理学と哲学の複合領域を主に博士課程でやっていたのですが、そういう学際研究に従事できたのは、CHAINという哲学者と、行動科学、神経科学、認知科学をやっている人たちが交流できる空間があったからこそだと思います。そのほかにも、情報科学を専攻している院生と共同研究をやって、実際に民間財団からグラントを取ったり、論文を書いたりという経験ができたという点でも、CHAINのおかげで学際研究ができて、博士号が取れたと感じています。

竹下 昌志(情報科学院):
Q: CHAINの教育プログラムを修了するにあたって、CHAINで過ごした時期について現在の考えを教えてください。
竹下: 私は情報科学院にいて、基本的にAIを研究していたんですけど、CHAINという場所に来て、哲学の人と知り合うことによって、哲学の研究のモティベーションがすごく高まって、いまでも哲学の研究もしています。そういった形で、学際的な勉強、研究の交流の場所を作ってくれる、という意味でとても有意義な場所だったなと思います。
Q: CHAINに入ってくる新入生に対してメッセージがありましたらお願いします。
竹下: 私が哲学を研究するようになったのも、自分から動いて積極的に他の人と交流することによってできたことだと思っています。受動的に講義を受けるだけだとおそらくそうなっていなかったので、みなさんにもぜひ他の人と積極的に交流していただければと思っています。