Events

イベント

Hokkaido University
Center for Human Nature,
Artificial Intelligence,
and Neuroscience

CHAIN ACADEMIC SEMINAR #45

第45回CHAIN Seminar 細田 耕「生物とロボット、柔らかさと知能」

日時 2024年8月20日(火) 16:30-18:00
場所 北海道大学 中央キャンパス2号館3階共同研究室
言語 日本語
主催 人間知・脳・AI研究教育センター
開催方法 対面およびオンライン(オンラインのみ要登録)

第45回のCHAIN Seminarは京都大学大学院工学研究科の細田 耕 教授に「生物とロボット、柔らかさと知能」と題して講演をしていただきます。

細田 教授は身体性ロボティクスやソフトロボティクスで日本を代表する研究者です。ソフトロボティクスは、生物の柔軟な身体構造に着想を得た革新的な研究アプローチです。従来の精密さを求めるロボティクスではなく、ソフトロボティクスは生物のような適応性と知能の実現を目指しています。細田教授には身体の柔らかさから創発する知能の研究について最新の研究をご紹介いただく予定です。最近の著作では、ロボット制御の知識を体系的に解説した「実践 ロボット制御: 基礎から動力学まで」や身体の柔らかさから創発する知能についてまとめた「柔らかヒューマノイド―ロボットが知能の謎を解き明かす」があります。これらもご参考ください。

オンライン参加の方へ: Zoomの登録は以下のURLからお願いします: zoom登録ページ

Seminar1

Lecturer

細田 耕
Koh Hosoda

生物とロボット、柔らかさと知能

Abstract:

ソフトロボティクスは,身体の柔らかい生物のような適応性(知能)を実現するための研究アプローチです.硬いロボットは高速で,精密に動くことができますが適応性に欠けます.人間などの生物は,その制御も比較的不正確ですが,訓練によって新たな感覚を身に着けたり,精度もある程度ある上で適応的な運動をすることができるようになります.このような柔らかさがもたらす適応能力をどのように設計するかを,いくつかの生物模倣型ロボットを紹介しながら考えていきます.

講師紹介

2023(令和5年)4月- 京都大学大学院 工学研究科 教授
2022(令和4年)4月- ATR客員研究員兼任
2014(平成26年)4月-2023(令和5年)3月 大阪大学大学院 基礎工学研究科 教授
2010(平成22年)4月-2014(平成26年)3月 大阪大学大学院 情報科学研究科 教授
2005(平成17年)11月-2011(平成23年)3月 JST ERATO 浅田共創知能システムプロジェクト グループリーダー兼任
2005(平成17年)5月-2006(平成18年)3月 ATR客員研究員兼任
2003(平成15年)4月-2004(平成16年)3月 名古屋大学大学院工学研究科 非常勤講師兼任
2002(平成14年)7月-2003(平成15年)3月 鹿児島大学工学部 非常勤講師兼任
1998(平成10年)4月-1999(平成11年)3月 チューリッヒ大学計算科学科人工知能研究室に客員教授として1年 間滞在
1997(平成9年)2月-2010(平成22年)3月 大阪大学大学院 工学研究科 助教授
1993(平成5年)4月-1997(平成9年)2月 大阪大学 工学部 助手
1993(平成5年)3月 京都大学大学院 工学研究科 博士後期課程修了,博士(工学).