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CHAIN ACADEMIC SEMINAR #42
第42回CHAIN Seminar 荒谷大輔「贈与経済2.0のロジック」
第42回CHAINセミナーは、慶應義塾大学教授の荒谷大輔氏にご講演頂きます。
荒谷氏は、2024年4月に『贈与経済2.0:お金を稼がなくても生きていける世界で暮らす』(翔泳社)を上梓しました。同書は、一方で資本主義経済の構造を、他方で理想の人間社会を作ろうとする社会変革的な試みの本質的な問題点を深く探ってきた荒谷氏の歴史的研究のエッセンスを明快に提示した上で、ブロックチェーンの技術を用いた新しい贈与経済の仕組み、すなわち「贈与経済2.0」を提案しています。この試みに関心をもつ多くの人を巻き込みながら、すでに2箇所での実証実験も開始しており、同書の発売後さっそく各所で話題になっています。
今回は、「贈与経済2.0」の中核にある「ロジック」について、考案者自らの言葉で語っていただきます。ご関心をお持ちの方は、ぜひご参加ください。
参加を希望される方は、下の登録ボタンからZOOM登録をお願いいたします。
Seminar1
贈与経済2.0のロジック
Abstract:
講師紹介
慶應義塾大学文学部教授、江戸川大学名誉教授。専門は哲学/倫理学。江戸川大学社会学部教授などを経て現職。近現代フランスの倫理思想について研究しながら、現代社会におけるその実践可能性を探るとともに、精神分析を、哲学/倫理学の歴史的文脈に位置づけながら、哲学/倫理学の実践可能性を探る研究を行ってきた。『ラカンの哲学:哲学の実践としての精神分析』(講談社、2018)をはじめとするラカン論のほか、『「経済」の哲学:ナルシスの危機を越えて』(せりか書房、2013)、『資本主義に出口はあるか』(講談社、2019)など、人間の経済的営みを論じた一連の研究がある。その成果の上に新たな実践を開始する書物として、2024年に『贈与経済2.0:お金を稼がなくても生きていける世界で暮らす』(翔泳社)を上梓した。