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CHAIN ACADEMIC SEMINAR #39
第39回CHAIN Seminar 染谷昌義「アフォーダンスの心理学のラディカリティ―サイコロジカルなことの科学への道」
第39回のCHAIN Seminarは人間知・脳・AI研究教育センターの染谷 昌義 博士研究員に「アフォーダンスの心理学のラディカリティ―サイコロジカルなことの科学への道」と題して講演をしていただきます。
染谷 昌義氏はジェイムズ・ギブソンが創始した「生態学的アプローチ(生態心理学)」について哲学的に探求してきました。主著として『知覚経験の生態学―哲学へのエコロジカル・アプローチ』(勁草書房)があります。
本セミナーはCHAIN教育プログラムの第1回説明会の終了後にひきつづき開催されます。CHAIN教育プログラムの説明会についてはこちらのサイトをごらんください: 「CHAIN 2024年度 大学院教育プログラムの第5期履修生を募集します」
オンライン参加の方へ: Zoomの登録は以下のURLからお願いします: zoom登録ページ
本セミナーは2024年3月27日(水)に開催されました。講演録画を下から試聴することが出来ます。他のCHAINセミナーの講義録画はYoutube channelの再生リストからアクセス可能です。
Seminar1
アフォーダンスの心理学のラディカリティ―サイコロジカルなことの科学への道
Abstract:
講師紹介
北海道大学人間知・脳・AI研究教育センター博士研究員。哲学をバックグラウンドとして、現象学的な経験観やJ. J. Gibsonの創始した「知覚と行為に対する生態学的アプローチ」に依拠しながら心のはたらきに関する哲学的問題を考察していた元大学教員。著書に『知覚経験の生態学―哲学へのエコロジカル・アプローチ』(勁草書房)、『身体とアフォーダンス』(共著、金子書房)、『世紀転換期の英米哲学における観念論と実在論』(近刊共著、ratik)、訳書にE.リード『魂から心へ―心理学の誕生』(共訳、講談社学術文庫)など。およそ3年間のコロナ禍を経て、これまでの生活を変えようと北海道移住を計画。最後の仕事として植物や菌類や変形菌といった無神経な生き物の意識や心のはたらきについての近年の研究や植物神経生物学をめぐる論争を調査し原稿にまとめているうちに、生きることと心のはたらきとの連続性とその思想的な意義や可能性をマジで考え始める。原稿は『心の哲学史』(共著、講談社、2024年11月刊行)にて発表の予定。