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Hokkaido University
Center for Human Nature,
Artificial Intelligence,
and Neuroscience

CHAIN ACADEMIC SEMINAR #32

CHAIN Seminar #32 認知心理学で捉える“知覚できない存在”

Place 【ハイブリッド】⼈⽂・社会科学総合教育研究棟(W棟)W409号室 (登録不要)、およびZoomでのオンライン配信(要登録)
Date 2023年4月27日
Time 1:00-2:30pm (JST)
Language 日本語

第32回目のCHAINセミナーは、 北海道大学 産学・地域協働推進機構  特任助教の池田鮎美先生です。この4月より着任し「富士通スモールリサーチラボ」の主力メンバーとして、人間知・脳・AI研究教育センターを拠点に活動されています。

池田先生は認知心理学を専門とし、妖怪、お化け、怪異といった超自然的現象の認知・知覚の研究をされています。他にも人間の持つ嫌悪感、特に道徳的嫌悪の研究もされています。池田先生は、これら本来「存在しないモノ」に対する感情、身体反応、周辺環境などによる認知・知覚の変化を中心とした幅広い研究を展開されています。また、心理学における再現性問題についても取り組んでおり、科学的研究実践の改善にも精力的に活動していられます。

本セミナーでは、池田先生の北海道大学に着任に際し、これまでなされてきた研究について講演いただく予定です。認知心理学の中でも比較的珍しい研究テーマですので、これを機会に是非多くの方にお越しいただければと思います。

主催:北海道大学 人間知・脳・AI研究教育センター(CHAIN)

Seminar1

Lecturer

池田 鮎美
Ayumi IKEDA

認知心理学で捉える“知覚できない存在”

Abstract:

人間は五感などを通して知覚した情報から周囲の世界を認識する。認知心理学は入力された情報を如何に処理し,どのように認識するに至るのかを取り扱っている。それでは,知覚することができない対象は認知心理学の手法で研究することができるのか?本講演では,ウイルスや病原体などを例にとって嫌悪感情に関わる認知・行動研究を軸に,知覚することができないものに対して人が取る行動や反応について紹介する。さらに,知覚情報のみならず存在がそのものが無い対象の認知について,幽霊や妖怪などの超自然的存在を扱った研究を紹介することで理解を深める。最後に,これらの視点を統合して取り扱う当該研究に取り組む一研究者として,知覚できない存在を人に在ると認識させる要因とは何なのか,多分野の方々と議論していきたい。

講師紹介

2020年 九州大学大学院人間環境学府修了 (修士:心理学)。日本学術振興会特別研究員 (DC1) を経て、現在は北海道大学 産学・地域協働推進機構特任助教。主要な論文に "Questionable research practices following pre-registration"。