Recurrent Education

リカレント教育

リカレント(recurrent)は、循環・回帰を意味します。リカレント教育は、一度学校教育を終えた後も、必要に応じて再び学校に戻り、仕事と学習を繰り返す、教育のしくみです。近年のデジタル技術の進展や、人口構造の変化は、企業や行政機関の役割や働き方のしくみを大きく変えています。私たちが将来自律的なキャリア形成を行うためにも、リカレント教育を通じた知識やスキルのアップデートの必要性が高まっています。

AI In Human
Society Program

「AIと人間社会」プログラム

2010年代からのいわゆる第3次AIブーム以降、AI技術の開発は驚異的な進展を見せ、技術の導入が新しいビジネスとして成り立つ段階に至っています。たとえば、Open AIの「ChatGPT」は、社会の様々な場面で急速に活用されるに至っていますが、これはAIの新たな社会実装の好例と言えるでしょう。他方、新技術の社会実装に伴い、これまで予期しえなかった様々な問題も発生しています。そのため、AIを開発・提供する企業や、AIを導入しDXによる新しいサービスを提供する行政機関においては、AIの倫理的・法的・社会的諸問題(Ethical, Legal and Social Issues; ELSI)に関する、包括的な知見が求められるようになりました。
AI技術に起因して起こりうる具体的な諸問題に対処し、わが国におけるAI技術の円滑な社会実装を実現するリーダーシップ人材を育成するために、北海道大学人間知×脳×AI研究教育センターは、社会人に開かれた「AIと人間社会」プログラムを開講します。
プログラムは、第一線で活躍する講師陣によるオンデマンドの講義と、講師とオンライン上で直接、質疑応答を行うことができるQ&Aセッションを組み合わせて、学習内容をより深めることができる「AI倫理」「AIから広がる知:異分野融合」の2コースと、北海道大学札幌キャンパスで実施する3日間の対面授業を通じて、問題解決能力をより深く養うエキスパートコース「AIと人間社会」で構成されています。