稲荷森輝一氏らによるプロジェクト「近未来社会における新しい自由意志・責任概念」がトヨタ財団の助成事業に採択されました

研究プロジェクト「近未来社会における新しい自由意志・責任概念」（代表：稲荷森輝一）が2022年度トヨタ財団〈特定課題〉先端技術と共創する新たな人間社会の助成事業に採択されました。プロジェクトメンバーは、CHAIN所属の博士後期課程学生、稲荷森輝一氏（代表・文学院哲学倫理学研究室）、晴木祐助氏（副代表・文学院心理学研究室）、竹下昌志氏（副代表・情報科学院）の3名で構成されています。

 本プロジェクトでは、Society 5.0に必要とされる新たな自由意志・責任概念を描像します。人工知能 (AI)や仮想空間技術が発展するSociety 5.0では、テクノロジーと人間の主体性が漸近し、「自由意志をもつ責任主体」という従来の人間観が大きく揺らぐと予想されます。本研究では、哲学・認知科学・情報科学の観点から、そうした近未来社会に必要とされる新たな自由意志・責任概念を学際的に探究します。プロジェクトの詳細は2022年度トヨタ財団〈特定課題〉先端技術と共創する新たな人間社会を参照ください。